レバレッジとは
レバレッジとは、「証拠金(自己資金)を担保にして、自己資金以上の取引を可能にする制度」のこと。
レバレッジ(Leverage)⇨「てこの原理」という意味で、もっと簡単にいうと、
お金をある程度預けてくれたら、それ以上のお金で取引させてあげるよ!
という仕組みのこと。
レバレッジは個人の場合は、最大25倍までかけられます。これは金融庁にって決められています。
FX初心者は、最初はレバレッジを1(なし)〜3倍にして、抑えてやりましょう。よく理解していない状態でするのは危険です。
- ・レバレッジが1
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仮に証拠金10万円預けた場合⇨10万円まで取引が可能
- ・レバレッジが5倍
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仮に証拠金10万円預けた場合⇨50万円まで取引が可能
- ・レバレッジが10倍
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仮に証拠金10万円預けた場合⇨100万円まで取引が可能
- ・レバレッジが25倍
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仮に証拠金10万円預けた場合⇨250万円まで取引が可能
レバレッジをなぜ掛けるのか? メリットは?
レバレッジと取引金額
レバレッジを証拠金の最大25倍まで掛けられるということは、逆に言えば、必要資金が最大25分の1でOK。
仮に米ドル/円で取引したい場合、下記のような少ない金額でスタートできます。
取引金額 | レバレッジ5倍 | レバレッジ10倍 | レバレッジ25倍 |
---|---|---|---|
100万円 | 200,000円 | 100,000円 | 40,000円 |
10万円 | 20,000円 | 10,000円 | 4,000円 |
1万円 | 2,000円 | 1,000円 | 400円 |
2.同じ値動きの場合、狙える利益がより大きくなる
仮に自己資金が10万円だった場合、利回りが1〜3%の比較をしてみました。(金額は円)
レバレッジ | 1% | 2% | 3% |
---|---|---|---|
なし | 1,000 | 2000 | 3000 |
5倍 | 5,000 | 10,000 | 15,000 |
10倍 | 10,000 | 20.000 | 30,000 |
20倍 | 20,000 | 40,000 | 60,000 |
25倍 | 25,000 | 50,000 | 75,000 |
3.資金効率を上げることができる
同じ資金額でも取引できる金額が大きくなるため、資金効率もアップすることができます。
FXは、レバレッジ10倍であれば、実際に拘束される資金は1万で、残りの9万は他の取引に使うことができます。
取引に成功したことが前提ですが、少ない自己資金で、大きな利益を出せることがレバレッジの最大の魅力なのです。
レバレッジが恐れられるのはどうしてか? デメリットは?
1.損失が大きくなる
取引には成功と失敗の二社一択しかありません。成功すれば儲かる分、失敗すれば同様損失も大きいのは当然のこと。
仮に25倍のレバレッジで1万円で取引しても、取引できる金額25万円と大きいので、損失も25万円と大きくなります。
大きな損失が出た場合、口座資金の残高が必要証拠金を下回ると、ロスカットされたり、追加で証拠金の支払いを求められます。覚えておきましょう!
必要証拠金⇨FX口座に入金する現金のこと。証券会社に預ける担保金とも言えます。
ロスカット⇨簡単に解説すると損失の拡大を防ぐ制度のこと。FX会社が顧客の資金を守るために強制的に行う決済のことを言います。
2.ロスカットされる確率が高くなる
レバレッジが高い→損失も大きくなる→ロスカットされる
ロスカットされる=大赤字。
損失大なので、資産はある程度守ってもらえるが、損していることに間違いはないということ。
同じ資金量のままレバレッジを上げて取引するだけで、想定外の損失を被ることになりかねません。
慎重に行うべきです。
レバレッジのまとめ
- レバレッジは自己資金を担保にして、大きく取引できるシステムのこと
- レバレッジは1〜25倍まで選べる
- レバレッジ成功すれば掛けた分だけ利益も大きい
- 失敗すれば、損失も同様に大きくなる
初心者は慣れるまで最初1〜3倍でスタートし、最大10倍までに抑えてレバレッジを掛けてくださいね。
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